両親への結婚挨拶に身上書を持って行ってみた!身上書の書き方と持参するメリット
先日結婚の許可をもらいに相手方の両親に挨拶にお伺いしました。
人生初の経験でもあり当日の緊張は相当なものでしたが、和やかに結婚の承諾をいただくことができました。
結婚の挨拶に行く前に用意した物として「身上書」があります。
身上書を用意したことで当日の会話をスムーズに進めることができました。
この記事では結婚の挨拶に身上書を持参することのメリットについて紹介していきます。
身上書とは
身上書とは普段の生活をしていてなかなか馴染みのないものです。
わたし自身もインターネットで情報収集するまでは全く存在を知りませんでした。
身上書(しんじょうしょ)
その人の氏名や家族構成、経歴などを書いた書類。縁談に用いられるものは釣書(つりがき)ともいう。
本来の釣書は縁談(お見合い)を行うときに用意する書類です。
お見合いする者同士が釣書を交換することでお互いの経歴や家柄・家格を確認し合います。
恋愛結婚の場合は身上書(釣書)は不要
身上書(釣書)は恋愛結婚の場合は渡す必要はありません。
縁談であれば相手とは初対面となりますので相手の人となりが分かる書類が必要になります。
ですが、恋愛結婚であればある程度身元は分かっていますので改まった書類は必要ありません。
近年では恋愛結婚が主流になっているので身上書(釣書)はなかなか馴染みの薄いものになってきています。
なぜ身上書を持参しようと思ったのか
今回わたしが結婚の挨拶に行ったときに身上書を持参しました。
恋愛結婚では不要とされている身上書を持参しようと考えるにいたった経緯をお話していきます。
誠実な印象を持ってもらいたかった
相手方の両親とは今後一生の付き合いになってきます。
できる限り誠実で信用に足る人物だと思ってもらいたいと考えました。
娘には結婚してほしくないと思う男TOP5〈協力/アイ・リサーチ〉
1位 定職についていない夢追い人
2位 ホストのようにチャラい雰囲気の男
3位 父の自分と同年代(もしくは更に上)の男
4位 日本語が全く通じない外国人
5位 バツイチ
このランキングから両親が結婚相手に求める条件として「誠実さ」「まじめさ」「安定性」が重要だということが分かります。
結婚の挨拶において誠実さをアピールする方法として自分自身のことを包み隠さず紹介することが大事だと考えました。
自分自身の経歴を隠さずに紹介する方法として「身上書」として書面に残すことが有効だと考えました。
話題作りのきっかけになることを期待
結婚の挨拶に行くにあたって一番心配だったことが当日の話題です。
当然人生初の結婚挨拶なので当日どのような流れで進むのか予想もつきません。
お世辞にも話が上手い方ではないので当日沈黙が続かないかが不安材料でした。
「身上書」は面接における履歴書と同じように、そこから話題につながりやすいのではないかと考えました。
さらに、自分自身の経歴を言葉で伝えるだけでは100%理解してもらうことが難しいので参考資料として役立ってくれると期待しました。
わたしが持参した身上書
インターネットでの情報をもとに身上書を作成しました。
高級和紙を使用した無地便箋(B5)と無地の封筒(長形4号)を用意しました。
便箋の下にマス目付きの工作マットを用意しマス目を透かしながら文字を書いていくとまっすぐに書けます。
紙を横向きにして縦書きになるように使いました。
1枚目は経歴など自分自身のことを記載し、2枚目は家族歴を記載しました。
2枚目は半分くらい余白が空きましたが問題ありませんでした。
ネット上では家族の写真を同封するという記事もありましたが、わたしは写真は入れずに相手方の両親に渡しましたが問題ありませんでした。
身上書の項目は以下のように書きました。
- 氏名・・・姓と名のあいだは少し空けて記載。
- 生年月日・・・和暦で記載。
- 現住所・・・住所を「丁」「番地」など省略せずに正式な地名を記載。
- 本籍地・・・都道府県と市区町村まで記載。
- 学歴・・・卒業年度(和暦)、学校名、学部名、学科名まで記載。長くなってしまうので入学年度は省略して記載。
- 職歴・・・入社年度(和暦)、会社名、部署名までを記載。最後の行に「現在に至る」と記載して締めます。
- 趣味・・・ひとことで簡単に記載。
- 身長・体重・・・現在の身長・体重を記載。
- 既往・・・過去の既往症、現在治療中のものを記載。
2枚目の家族書の項目は以下のように書きました。
- 氏名・・・家族の氏名
- 生年月日、年齢・・・和暦で記載し、最後に年齢を記載。
- 職業・・・勤務先の会社名のみ記載。
書き方のポイントはあまり詳しく書かずに簡潔に書くことです。
B5の用紙1枚に自身のことを書くためには要点を絞ることが大事です。
補足が必要な部分は口頭説明すれば十分です。
学歴・職歴に関しては複雑な場合は「経歴」としてまとめてしまってもいいかもしれません。
参考にしたサイト
結婚の挨拶に身上書を持参する効果
実際に身上書を持参して結婚の挨拶に行ったことでどんなメリットがあったのかを紹介していきます。
文書で残せるので両親も安心
結婚相手の情報を書面で確認できるので両親にとっては安心感があるようです。
挨拶の場で口頭で伝えるだけでは正確に伝わるとは限りません。
文書として残しておくことで後で再確認することもできます。
結婚は当事者だけの話ではなく家族同士の付き合いが大切になります。
本人のこと、家族のことをより正確に知ってもらうことが必要になります。
身上書を持参することで自分自身のことをより正しく伝えやすくなります。
自分自身のこと相手方の両親に正しく知ってもらうことは後々のトラブルを未然に防いでくれます。
自分の経歴や家族の情報など大切なことを確実に伝えられる。
誤解を招いてしまうことを防げる。
しっかりとした印象を与えられる
身上書を持参することで「しっかりした」印象を相手方に持ってもらうことができます。
今どき身上書を持参して結婚の挨拶に行く人は少ないようです。
そんな中でしっかりとマナーを守った身上書を作成して持参することで第一印象が大きく変わります。
相手方の両親とは今後一生のお付き合いをしていくことになります。
最初の段階で良い印象を持ってもらうことはとても大切なことです。
身上書を持参することは今後の相手方の両親との関係性作りにも大きく役立ちます。
しっかりとした形式の身上書は良い第一印象を与えられる。
当日の話のネタになる
結婚の挨拶に行くときに不安に感じることに「当日の話題」があります。
「どんな話をすればいいだろうか・・・」といった不安は誰しもが感じることではないでしょうか。
結婚の挨拶の場に身上書があることで、その内容をもとに話題を広げていくことができます。
簡単な経歴書があることで相手方の両親も質問がしやすくなります。
身上書があることで、当日は話題が途切れることなく円満に進めていくことができます。
当日は恐らく人生で一番緊張することになると思います。
少しでも不安材料をなくしておけば、当日に落ち着いて過ごすことができます。
身上書をもとに話を進められる。
話題のきっかけになる。
結論:結婚挨拶には絶対に身上書を持参すべし!
わたしは結婚挨拶に身上書を持参して良かったことばかりだと思っています。
最初は「古臭い習慣なのではないか」「わざわざ必要ないのではないか」と考えていました。
いざ当日を迎えると身上書があったおかげでスムーズに話を進めることができました。
身上書があることで相手方の両親もわたしのことを理解しやすかったのではないかと思います。
結婚することで相手方の両親とは一生の付き合いになります。
より詳しく自分自身のことを知ってもらうために身上書を用意することは相手方の両親への気遣いなのではないかと思います。
そうした気遣いの積み重ねが相手方の両親と良い関係を築いていくためには重要なのではないでしょうか。
これから結婚の挨拶に行かれる方は是非とも古風な身上書を用意して挨拶に行かれることをおススメします。