リハビリ実習対策!体調が悪いときには事前の報告が大切な理由
長い臨床実習の間には体調が悪くなることはよくあります。もしも体調が悪くなったときにはすぐに実習指導者に報告することが大切です。この記事では体調不良を実習指導者に事前に報告することの重要性を説明していきます。
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- 体調が悪くなりそうなときには実習指導者に事前報告
- 体調不良で休んでも実習指導者の評価は下がらない
- 普段の学生生活以上に報告・連絡・相談が大切
- 結論:体調不良に限らず問題になりそうなことは全て報告することが大切
体調が悪くなりそうなときには実習指導者に事前報告
臨床実習の期間に体調の異変を感じることは誰しもあることです。
大切なことは、体調の異変を感じたらすぐに実習指導者に報告することです。
「もしかしたら風邪をひいたかもしれない・・・」
「なんだかのどの調子が悪いな・・・」
実習地でそのような体調の異変を感じたら、フィードバックの時間を利用して実習指導者に報告します。ポイントはできる限り早めに伝えることです。
そして、帰宅後の課題や翌日の出勤に影響が出るかもしれないことを実習指導者に伝えておきます。
事前報告ができていれば、もし帰宅後に体調が悪化してデイリーノートやケースノートが完成しなくても言い訳ができます。事情を実習指導者が分かってくれていれば課題ができなくても報告がスムーズです。
体調不良により翌日の実習を休む必要がでてくることもあります。
事前に実習指導者に体調について事情を説明しておけば、休みの連絡がスムーズに行えます。
報告・連絡・相談は臨床実習を円滑に進めるだけはありません。
医療職として臨床に出たときにも必要になる大切なスキルなのです。
体調が悪くなりそうに感じたときにはすぐに報告する。
実習指導者になんでも報告する習慣をつけることは実習指導者との良好な関係作りに大切です。
体調不良で休んでも実習指導者の評価は下がらない
「体調不良実習指導者に報告したら評価が下がるのではないか・・・」
「根性がないと思われるのではないか・・・」
そんな心配を抱いている学生さんもいらっしゃると思います。
しかし、多くの場合その心配は必要ありません。
体調不良は誰にでも起こりうることです。実習指導者も人間ですから、それぐらいのことは分かっています。自分自身も臨床実習を経験してきていますので、実習中に体調を崩しやすいことは理解できています。
特に臨床実習中は病院や施設など感染しやすい環境で1日過ごすことになります。満員電車を利用して毎日通っていると、人ごみの中で風邪をうつされやすい環境でもあります。また、毎晩遅くまでデイリーノートやケースノートを作成し、疲れも溜まっています。免疫力が落ちて風邪をひきやすい状況になっています。
そんな過酷な環境の中で、体調不良が起こるのは仕方のないことです。
体調不良を実習指導者に報告することは決して悪いことではありません。
むしろ、体調不良が初期のうちにしっかりと対処しておくことが肝心です。実習指導者に報告せずに何も対策しないことで体調が悪化してしまいます。最悪の場合実習の継続が困難になってしまうこともあります。体調不良で実習が中断になってしまうことの方が問題です。
体調不良は自分だけで抱え込まずに早めに報告することが大切。
症状が軽いうちに対処することが鉄則です。
体調不良になってしまったこと自体は仕方のないことなので心配せずに報告する。
普段の学生生活以上に報告・連絡・相談が大切
なぜ、体調不良の事前報告がこんなにも大切なのでしょうか。
その答えは、理学療法士・作業療法士として現場で働くようになったときには、学生以上に体調管理を求められるからです。
理学療法士・作業療法士として病院や施設で働くということは、普通の仕事をしている人よりもはるかに感染のリスクは高くなります。
現場で患者さんのリハビリを実際に行うようになったときに、自分が感染した状態で免疫力の落ちた患者さんに接するとどうなるでしょうか。
リハビリ職は患者さんと長い時間1対1で接することになります。自分自身が感染した状態では患者さんに感染症をうつしてしまう原因となります。患者さんは様々な疾患によって抵抗力が落ちていますので、感染症をうつしてしまうことは患者さんを危険にさらすことになります。
それだけ、体調管理は医療職にとって重要なことです。しっかりと報告をして体調管理することは医療現場で働くためには大切になります。
だからこそ、学生のうちに報告の習慣を身につけさせることは臨床実習の重要な課題のひとつなのです。
結論:体調不良に限らず問題になりそうなことは全て報告することが大切
この記事では体調不良についての事前報告の重要性について紹介してきました。
臨床実習中には、実習指導者に報告すべきことがたくさんあります。
大切なことは、ささいなことであっても「報告しなかったら後々どうなるだろうか・・・」と考える視点を持つことです。
正しい報告を行って、臨床実習が成功するように頑張ってください。