【リハビリ実習対策】ROMやMMT測定のとき本番で測定し忘れてしまったときの対処法
臨床実習での評価のときには、
「測定漏れしてしまったらどうしよう・・・」
そんな不安を感じている学生さんもたくさんいるのではないでしょうか?
結論から言うと、その程度の失敗はよくあることなので心配する必要は全くありません。
この記事では、ROM測定やMMT測定で焦って測定漏れしてしまったときの対処法について紹介していきます。
測定漏れしたときには正直に実習指導者に報告する
実習地では必死になって患者さんのROM測定やMMT測定を行います。
無事に終わって記録をまとめるときに、測定漏れに気づくことはよくあることです。
これぐらいのことは実習中には頻繁におこることなので焦らずに対応していきましょう。
まず、測定漏れをしたときには実習指導者に報告することが大切になります。
翌日でいいので、
「測定し忘れた箇所がありますので、評価の予定を変更しようと思います」と実習指導者に報告してください。
その際に、評価の計画をどのように変更するのかを実習指導者に伝えてください。それができれば問題ありません。
測定漏れをしてしまったら、漏れた測定をいつ行うのか考えて実習指導者に報告する。どんな些細なことでも実習指導者に報告すると好印象。
測定漏れは誰にでもあることなので実習指導者にも想定内
測定漏れをしたら、実習指導者に練習不足だと責められるのではないかと心配する必要はありません。
どんなに練習をしておいたとしても、失敗は必ずおこります。
実習生同士での評価の練習はたくさん積んできていると思いますが、患者さんの評価は初めての体験のはずです。
学生同士で測定の練習をするのと、実際に患者さんに測定をするのでは勝手が全く違います。
本番では学生さんの想定外のことが起こりますが、それは実習指導者にとっては想定内のことです。
測定漏れくらいの失敗は実習指導者も想定内。測定漏れ程度の失敗で学生の評価が下がることはほとんどない。
評価計画のどこに測定漏れした項目を組み込むかを考える
測定漏れした検査は、翌日以降の評価予定に組み込むようにします。
予定通りに評価を進める必要がある場合にはすべての検査予定が終わってから測定漏れした検査を実施します。
予定していた検査を行って、時間が余ったときに実施してもいいでしょう。
大切なことは、測定漏れした検査を実施するために『どれくらい時間がかかるのか』『準備するものはあるのか』を把握しておくことです。
これが把握できていると、評価を進めていく中で柔軟に対応することができるようになります。
測定漏れした項目を踏まえて評価計画を修正する。別の検査で測定肢位をとるときについでに測定をしてしまっても可能。
結論:評価計画は余裕をもって立てる
実習指導者に提出する評価計画は余裕をもって立てることが大切です。
実習生の皆さんは、評価計画通りに進めようと思わずに柔軟に計画を変更していくことが実習での評価を進める上で大切になります。
測定漏れをしたくらいで焦らないようにする気持ちの余裕を持っておくことが重要になります。