確定拠出年金(iDeco)で初心者でも安全に年金資産運用!アセットロケーションに基づいてインデックスファンド中心に分配することのメリット
以前会社員として働いていたころには、企業型の確定拠出年金がありました。その後、転職し現在は作業療法士として医療機関で働いています。現在は個人型の確定拠出年金(iDeCo)を運用しているところです。まだまだ投資初心者の域を出ることは難しいでしょう。
私の確定拠出年金は今のところ順調に利益を上げています。多少の変動はありますが年利3.6%程度で持続的に運用ができているようです。私の運用の目標はマイナスを出さないことなので、なんとか目標は達成しています。利率はまだまだ低いですが堅調に資産を増やしているところです。
私が確定拠出年金の資産配分をする際に気をつけていることは、アセットロケーションに基づいた比率を維持することです。そして、運用する商品は比較的安全なインデックスファンドを選ぶようしています。
この記事では、アセットロケーションに基づいてインデックスファンド中心に確定拠出年金の資産を配分するメリットについてお話していきます。ちなみに、確定拠出年金の運用会社としては楽天証券を利用しているところです。
- 『アセットロケーション』って何なの?
- アセットロケーションに基づいてインデックスファンド中心に分配してみた(楽天証券)
- 年利3%以上で順調に成長し続けている年金資産(2018年現在)
- 結論:初心者は難しいことを考えずにまずアセットロケーションを意識してインデックスファンドを中心に分配することがポイント
『アセットロケーション』って何なの?
アセットロケーションとは、資産の配分比率のことです。
資産運用の結果に関わる要因には3つあります。
- 銘柄選択
- 投資のタイミング
- アセットロケーション(資産配分比率)
どうしても投資初心者は1.銘柄選択や2.投資のタイミングばかりをきにしがちです。ところが、投資のプロにとっては銘柄選択やタイミングよりアセットロケーションが重要ということが常識になっています。
今後値段の高くなる銘柄や値段が上がる時期は、プロにとっても予測が難しいことです。投資初心者が簡単に導き出せることではありません。銘柄選択や投資のタイミングは不確定要素が大きすぎて予想がつかないのです。その不確定要素による損失リスクを分散させるために大切なことがアセットロケーションだと断言できます。つまり、『大儲けする投資』ではなく『地道に結果を出す投資』を目指していくことが大切な考え方になるのです。
堅実なアセットロケーションとはどれくらいの比率なのでしょうか。私の場合は、国内株式、海外株式、国内債券、海外債権の比率がそれぞれ均等になるよう配分しています。さらに、海外株式、海外債権にはそれぞれ先進国と新興国がありますよね。リスク分散の観点から先進国と新興国の割合も同じになるように配分しています。
確定拠出年金は『積立』の要素が大きいんですよね。そのため、運用しているだけで自然に時間の分散によるリスク分散もできています。いつのまにか投資額が大きく増えているというメリットだけでなく、ドルコスト平均法の効果も得られるのです。ドルコスト平均法とは定期的に定額を積み立てることで平均購入額を下げる方法になります。
さらに、確定拠出年金の資産額の変動を3カ月に一度くらいチェックするようにしていきましょう。運用がすすむと理想のアセットロケーションから総資産がずれてくるはずです。資産が増えた分を資産が増えていない部分にスイッチングしていきます。このように、安全なアセットロケーションを維持するように地道な運用をしていくとよいでしょう。これによって、アセットロケーションを維持することでリスクを分散しながら収益を上げることができます。
アセットロケーションに基づいてインデックスファンド中心に分配してみた(楽天証券)
楽天証券の確定拠出年金向けの商品の配分比率は以下のとおりです。
- 三井住友・DC日本株式インデックス(日本株式-Topix):10%
- たわらノーロード 日経インデックス(日本株式-日経平均):10%
- たわらノーロード 国内債券(日本債権):20%
- たわらノーロード 先進国株式(先進国株式):10%
- インデックスファンド海外新興国(新興国株式):10%
- たわらノーロード 先進国債権(先進国債権):5%
- たわらノーロード 先進国債権(先進国債権 為替ヘッジなし):5%
- インデックスファンド海外新興国(新興国債権):10%
- 三井住友・DCリートインデックス(日本REIT):10%
- 三井住友・DC外国リートインデックス(海外REIT):10%
全体的なバランスを大事にしながら運用を行っています。国内・海外のREITに関しては値動きが読みにくいので投資をしながら様子を見ている状態です。
年利3%以上で順調に成長し続けている年金資産(2018年現在)
2018年現在、私の確定拠出年金は年利3.6%で順調に成長を続けています。運用金額が719,510円に対して、総資産額は746,970円。運用益は27,460円出ています。
この運用益の部分は純粋な投資の利益です。額は少ないですが不労所得として稼げたことに違いありません。銀行の定期預金として預けていたのでは利息はほとんどつくことはないでしょう。それに対して、確定拠出年金としてアセットロケーションに基づいて運用したことで資産を増やすことができています。
今後はリバランスを繰り返しながら、アセットロケーションに基づいて堅実な運用を60歳まで続けていこうと思っています。
結論:初心者は難しいことを考えずにまずアセットロケーションを意識してインデックスファンドを中心に分配することがポイント
投資初心者にとって確定拠出年金の資産配分はハードルが高いことに思われるでしょう。しかし、初心者であってもアセットロケーションの基本原則を守れば安全に運用を行うことができます。
確定拠出年金には原則60歳まで引き出すことができないというデメリットがあります。その反面、運用益には非課税であったり掛け金が全額控除対象となるメリットがあるのです。賢く使っていくことで、将来の資産を形成する大きな味方になると思います。
次の記事では、確定拠出年金のメリットとデメリットについて紹介していきます。
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