理学療法士・作業療法士の靴選び!病院で使う靴はどんな物がベストか考えてみた
作業療法士として病院で働いていたときに『靴選び』にこだわったことがあります。それまでは養成校で実習用に買わされたナースシューズを履いていました。メッシュ加工で足が蒸れにくいように作られていましたが安物なので機能的ではありません。
長年使っていたのですが破れが目立ってきたので買い替えることに。その際に、「病院で使う靴はどんな物がベストなのか?」とあれこれ考えてみました。
この記事では、理学療法士・作業療法士が病院で使う靴としてはどんな物がベストなのかについてお話していきます。
病院で履く靴としての条件とは?
私の働いていた病院では、靴は白が原則でした。白ければだいたいなんでも良いようで多少ラインなどが入っていても何か注意されることはありませんでした。
職場によっても違うでしょうが、どこの病院もそんな感じではないでしょうか。
病院の規定としてはそれぐらいですが、働く上ではさらに条件があるように感じます。
私が考えた病院で履く靴の条件として
- 着脱がしやすいこと
- 軽くて疲れにくいこと
が大切だと思いました。
着脱がしやすいことは、現場で働いている理学療法士・作業療法士ならすぐに思いつくことでしょう。私たちの仕事はベッドやプラットホームに上がることが多いです。そのため、毎回のように靴を脱ぎます。そのたびに、もたもたしていると時間を喰ってしまいます。サッと脱げて、サッと履けることは理学療法士・作業療法士の靴には必須条件だと言えます。
さらに、軽くて疲れにくいことも大切です。一日のほとんどの時間は病院で履く靴を履いて院内を走り回っているのではないでしょうか。リハビリ中にも患者さんと一緒に歩くこともたくさんあります。履いている時間、歩いている距離を考えると靴の重さによって身体にかかる負担も軽く見られないのではないでしょうか。
安いナースシューズの欠点とは?
市販されている安いナースシューズにはどんな欠点があるか考えてみました。
ナースシューズは慣れてくると着脱しやすいのですが、明らかに重いのです。元々院内での仕事を想定されているので軽さはそこまで重視されていないようです。特に安価で購入できる靴は大変重いので一日履いていると、結構な負担になってきます。
また、安いナースシューズは耐久性も乏しいように感じます。リハビリではとにかく歩いたり、着脱したりとかなりハードな動きを要求されます。そのハードな使用に耐えきれず破れてしまうようです。長く使うのであれば耐久性の面も考慮に入れるべきだと思います。
ランニング用のシューズを使ってみて
私が考えてリハビリに必要な靴の条件は以下の通りです。
- 全体的に白い靴
- 着脱しやすい
- 軽くて疲れにくい
- 耐久性がある
この条件で探した結果、マラソン用の『ランニングシューズ』がベストなのではないかという結論に至りました。
ちょっと高価ですが、5,000円前後のブランド物のランニングシューズを購入して病院で使ってみました。
使ってみて驚いたのが軽さです。ランニングシューズは身体への負担が少なくなるように作られているので、一日中病院内を歩き回っても疲れません。とにかく軽いので仕事終わりの疲労感が全然違いました。着脱のしやすさは靴ひもを緩くして対応していました。
ほんとうはしっかりと足にジャストフィットさせた方がいいのでしょうが、着脱のしやすさを犠牲にすることはできません。さらに、耐久性に関してもランニングシューズは長距離の走行を想定しているので頑丈なようです。購入してしばらく使っていますが、不具合は一切出ていません。
結論:軽いランニングシューズがベストな選択
理学療法士・作業療法士が病院で使う靴としては『ランニングシューズ』がベストだと思います。
仕事で使う靴はついつい値段の安いものを選びがちですが、一日中履いていることを考えると高品質な物を選んだほうが良いと思います。身体への負担が少なくなれば疲れにくくなります。
疲れてしまうとリハビリ介入に集中することもできなくなってきてしまうでしょう。疲れにくい靴を選ぶことはリハビリの質を上げることにも繋がってくるのではないかと思います。
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