小さな成功者

「手の届く範囲の小さな成功」を目指す30代男の人生逆転への奮闘記

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理学療法士・作業療法士の就職活動!新卒での職場選びで職場の教育体制に期待してはいけない理由を考えてみた

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作業療法士として働き始めて数年。新卒での職場選びのときには『とにかく勉強できる環境に行きたい!』そんなようなことを考えていた覚えがあります。ところが、実際に入職してみると『あれっ?なんか違うぞ』と思うことがあります。特に職場の教育体制に関しては入職前に抱いていたイメージと大きくズレていました。

 

そもそも施設見学の段階での説明では教育体制についてモヤっとした説明しかされません。そんな漠然とした説明では入職前のイメージと大きくズレが生じるのは仕方ないのではないでしょうか。

 

この記事では、施設見学のときに説明を受けた『職場の教育体制』に過度な期待を持ってはいけない理由を考えてみました。

 

『職場の教育体制』として特別なものを期待してはいけない

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理学療法士作業療法士の就職活動では、施設・病院見学をしてからエントリー・面接の流れが一般的だと思います。

 

施設見学の際に多くの人が『職場の教育体制』について質問したり説明を受けたりするのではないでしょうか。私も施設見学に行くたびに『教育体制』について説明を受けましたが、具体的にイメージできた試しがありませんでした。

漠然と『教育体制が整っている』というところだけを強調されてお茶を濁された印象です。そんなモヤっとしたイメージで就職して自分自身のイメージと合った教育体制を受けられるのでしょうか?

 

新卒をキッチリと育てる綿密なシステムを整えた職場もあるのかもしれませんが、大半の職場はちょっとした研修と症例発表会などがあるくらいです。新人教育のほとんどは現場での先輩や上司に任せられているのが現状です。

 

そもそも論として、理学療法作業療法の知識・技術は座学だけで習得できるものではありません。ケースバイケースの対応を求められる仕事なので対象者に合わせた治療方法を考えていく必要があります。

座学で一般論だけを学んでも必ずしも対象者に適用できるとは限りません。個別性の高い援助技術が必要な仕事なので、座学よりも経験を積んだ先輩の意見を都度都度もらっていく方が結果的にスキルアップにつながります。

 

つまり、職場の教育体制』として特別な座学や教育を期待しても無意味なのです。座学は学生のうちに何百時間と受けてきているはず。座学での一般論をベースにして個別の経験や応用方法を学んでいくことが職場でのスキルアップなのです。

 

結局自分で勉強しなければならない

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『教育体制』に期待することは自分自身のスキルアップだと思います。

 

理学療法士作業療法士としてスキルアップしていくためには、技術のある先輩から技術を学んでいかなければなりません。熱心に指導してくれる先輩がいる職場であれば良いですが、たいていの人は自分の仕事で精いっぱい。後輩の指導まで手が回る人はそんなに多くはありません。結局は技術のある先輩に教えを請いに行く姿勢が必要になります。

 

さらに、養成校での座学はあくまで基本中の基本であり知識としても不十分です。現場で役立つ知識を身につけるためには、自宅での勉強をしていく必要があります。

 

つまり、『優れた教育体制があれば良い』というものでもないのです。職場の教育体制のあるなしではなく、自分が勉強する姿勢を持っておかなければスキルアップは望めません。

 

実習でロールモデルを見つけるのも一つの手

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現場で必要な知識の補完は専門書があれば自宅で誰でもできます。

それでは、熱心に指導してくれる技術のある先輩はどうでしょうか。就職活動の段階では、この『熱心に指導してくれる技術のある先輩』の存在が重要。

特に直属の上司など自分の身近に存在することが大切です。部署やチームが違うと関わることが少なくなるので積極的に指導を受けることは難しくなってきます。

 

大人数を抱えた大規模な職場には一人や二人必ず『熱心な先輩』がいるものです。しかし、必ずしもその人の下で働けるとは限りません。同じ部署でも関わりが少ないと指導を受ける機会が少なくなってしまうものです。

一方で小規模な職場だと教育自体に熱心でない職場もあります。どちらも実際に入職してみるまでは分からないという点では非常にリスキーです。

 

そこで一番確実に『熱心に指導してくれる先輩』がいる職場を選ぶ方法は、実習でロールモデルになる人を見つけることです。実習で数カ月滞在すれば、だいたいの職場の状況は分かると思います。

自分が働き始めてからも指導を受けたいと思える先輩がいる職場を選んでみることで、『熱心な先輩』に当たる確率を上げることができるのではないでしょうか。もちろん、『入職してみたらその先輩が退職していた』なんてことも無くはないので確実な方法とは言い切れませんが・・・。

 

結論:自分が勉強し続けられる環境を選ぶのが大切

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結局、職場から与えられる『教育体制』なんてあてにしても意味がないと思います。

理学療法士作業療法士としてのスキルアップは座学だけでは身につけることができないからです。

 

職場選びの際に『スキルアップ』を重視するのであれば、『自分自身が勉強し続けられる環境』を選ぶことが大切です。自分を変えることはできますが、環境を変えることは難しいです。自分とミスマッチした職場を選んでしまうと、早々に転職を考えなければならなくなってしまいます。

 

就職活動では、自分の就職先に求めるコンセプトを明確にして探すことが大切だと思います。

 

 

 
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