小さな成功者

「手の届く範囲の小さな成功」を目指す30代男の人生逆転への奮闘記

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【理学療法士・作業療法士の就職活動】新卒の就職活動で必須!1日の単位数ノルマを確認しておくメリット

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私自身、作業療法士としていろいろな職場で働いてきました。今でこそ業界の状況も分かってきて職場選びのポイントも理解しています。しかし、新卒で作業療法士としてこの業界で就職活動をしていたころには、入社前には分からなかったことがたくさんありました。その結果、入職前と入職後でギャップを強く感じた覚えがあります。

「こんなはずじゃなかった・・・」と感じることのないように、就職する前に就職先のことを知っておくことが大切なのです。

 

この記事では、理学療法士作業療法士の就職活動のときに就職先の1日の単位数ノルマを確認して比較検討することが大切な理由をお話していきます。

 

施設見学では給料や休日日数の他に単位数のノルマも必ず確認すること

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就職活動のときには、まず施設見学に行くと思います。施設見学に行ったときには給料や休日日数、仕事内容の他に必ず単位数のノルマも確認することが大切です。単位数のノルマは施設によってだいたい決まっているので聞けば普通は教えてくれます。

 

聞いたからといって面接でマイナスになることは特にないので心配ありません。面接でマイナスになることを気にして聞かないのはもったいないです。

 

18単位以上のノルマは体力的にきつい

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これは私の主観ですが、18単位以上のノルマは体力的に相当ハードです。

私は30代のおっさんなので18単位はかなり体に堪えます。20代前半の若くて体力に自信がある人は問題ないかもしれませんが、18単位以上は体力だけでなく仕事量的にもかなりの量になります。

 

リハビリの仕事は介入だけではありません。事務処理や総合実施計画書算定、家族指導など介入時間以外にもやることはたくさんあります。その中で18単位以上の介入をするのはかなりハードスケジュールになります。よほど要領よく仕事をこなすか、手抜きをしない限り残業時間がかなり発生することになるでしょう。

 

仕事量が多すぎるとひとつひとつの介入が雑になってきてしまう

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単位数のノルマが多いと1日にこなさなければならない仕事量がとても多くなります。介入のノルマと事務処理に追われていると、人は自然に手抜きをするようになってきます。時間的にも体力的にもいい加減な仕事をするようになってきます。その仕事が毎日続くようになると、いい加減な仕事がクセになってしまいます。

 

どんなに優れた人でも人間の能力には限界があります。毎日毎日ハードスケジュールをこなしていれば自然に手抜きをするようになってきてしまいます。

高いノルマ設定をしている職場では、この現象が起こりやすくなります。職場の収益は単位数が多い方が上がることは間違いありませんが、患者さんへのリハビリの質は下がることになるでしょう。ノルマとリハビリの質の両方を高めるのは無理があると思います。根性論だけで解決できることではないのです。高いノルマを設定する職場は、質の高いリハビリの提供に関しての意識はどうなのか疑問に感じます。

 

仕事に追われてしまうとスキルアップのための勉強をする時間と体力が奪われる

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単位数のノルマが多いと時間と体力を奪われます。必然的に残業時間も増えていきます。業務に追われている状況だと、職場内で勉強する時間はなかなか取れないでしょう。

 

クタクタになって帰宅してから勉強しようというモチベーションが起きなくなってしまいます。リハビリに限らず仕事の上達のためにはトライ&エラーが大切だと思います。PDCAサイクルをしっかり回していくことで、昨日の仕事よりさらにいい仕事を目指していくことが仕事の質を上げることになります。

 

仕事が多すぎるとただ業務をこなして日々終えるだけの毎日になりがちです。モチベーションの維持が難しくなることは間違いないでしょう。新入職員としてじっくりと勉強したいと思っているのであれば仕事量が多すぎる環境はいかがなものかと思います。

 

結論:ノルマ単位数で大まかな仕事量がわかる。給料と仕事量を天秤にかけて就職先を選ぶのがベスト

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もちろん就職先に対して求めるものは人それぞれで良いと思います。多少仕事がハードでも給料が高ければ我慢できます。給料が安くても仕事が楽ならのびのびと勉強したり趣味を楽しんだり、休みの日に副業としてアルバイトする余裕もあるでしょう。

 

大切なことは就職活動のときにしっかりとノルマ単位数(仕事量)を聞いておくことです。入職してからギャップが起こると毎日の仕事がつらくなってしまいます。給料と仕事量のバランスをよ~く考えて就職先を選ぶことをおススメします。

 

 

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