【理学療法士・作業療法士の就職活動】身体障害領域の病院で働いてみて感じるリハビリテーション科の組織の煩わしさ
作業療法士として働き始めて数年が経ちましたが、最近組織に属すことの煩わしさを強く感じるようになってきています。新卒で急性期の総合病院に就職することを決めたときには、なんの疑いもなく『病院』を選択しました。
しかし、今だったら別の選択をしているだろうなと思います。当時のクラスメイトも当然のように皆病院に就職していきました。身体障害領域の病院は求人数も多く引く手あまたの状態で就職するのもさほど難しくありません。今でも多くの新卒の作業療法士がなんの疑いもなく『病院』を最初の就職先に選ぶのではないでしょうか。
この記事では、身体障害領域の『病院』に就職すると必ずつきまとう組織の煩わしさについて私の感じたことをお話していきたいと思います。
上下関係を気にしながら働かなければならない
どこの病院のリハビリテーション科でも若い人が多いので、上下関係に異常に厳しい雰囲気の職場が多いです。
リハビリの仕事は基本的には個人で動きながら他職種と連携していく仕事です。
私自身は粛々と自分の仕事をこなしながら、必要な場面で他の職種とコミュニケーションをとれば十分だと思っています。仕事なんて結果さえしっかり出していれば、やり方はなんでもいいのではないでしょうか。
しかし、そうも言っていられないのが『リハビリテーション科』という組織なのです。必要以上に先輩の『目』を意識しながら仕事をしなければなりません。人の目が気になってやりたいことができないので、イノベーションも生まれにくい環境になってしまいます。ただ与えられた作業をこなすだけの毎日になりがちでしょう。
他人の目や評価ばかり気にしながら仕事をするのは想像以上に面倒くさいものなのです。
経験年数がすべての年功序列構造
リハビリテーション科という組織は究極の年功序列組織だと言えます。
特に若手が多い職場だと、更にこの傾向は強いです。なぜかはわかりませんが、経験年数が1年でも違うと意見することはできません。経験年数が上の人に目をつけられないように怯えながら仕事をすることになります。
私自身は『他人からの評価』を捨てることにしているので、好き勝手にやっています。裏で何を言われているかは知りませんが、そんなこと気にしても1円の得にもなりません。
結論:他人に気を遣いながら仕事をするのは煩わしい
なんだか愚痴のようになってしまいましたが、リハビリテーション科の組織で働く以上必ず組織の煩わしさがあります。これは、どこの病院に行ってもほとんど変わらないでしょう。
小さな組織の中で『ムラの掟』に従わなければならないというのは、とても面倒くさいものです。これから身体障害領域の病院で働くことを考えている人は、そういった実態も加味した上で就職活動をしていくことをおススメします。
どうしても組織に合わなかったとしても、それはあなた自身が悪いわけでは決してないと思います。古い体質の組織構造が残っている病院に問題があるように思えてなりません。
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