確定拠出年金(iDeco)の基本!確定拠出年金の定期預金商品を選ぶべきでない理由
以前は会社員として勤めていましたが、現在は作業療法士として医療機関で働いています。以前勤めていた会社で運用していた確定拠出年金はしばらくほったらかしになっていました。その確定拠出年金を今は個人型確定拠出年金(iDeCo)として運用を再開しています。いまだに投資に関しては全くの初心者です。
確定拠出年金は税制の面で非常に優遇されています。確定拠出年金をするのであれば、最大限に運用していくことが大切です。確定拠出年金には定期預金の商品も用意されています。しかし、本当に定期預金を確定拠出年金で行う必要があるのでしょうか。この記事では、確定拠出年金で定期預金商品を選ぶべきでない理由をお話していきます。
- 初心者はついつい確定拠出年金の定期預金を選びがち
- 確定拠出年金で定期預金をしてもメリットは全くなし
- 確定拠出年金は全額投資に回すのがベストな選択
- 結論:定期預金は銀行口座で行い、確定拠出年金では運用にすべての資産を向ける
初心者はついつい確定拠出年金の定期預金を選びがち
確定拠出年金を始めたばかりの初心者は、ついつい元本保証の定期預金商品に資産配分を大きくとりがちです。私自身も確定拠出年金を始めたばかりのころには、元本保証の定期預金商品に40%以上の資産を配分していました。
しかし、何年運用したとしても元本保証の定期預金商品は全く運用益が生まれません。確定拠出年金は長期での運用を行っていくことでその効果を発揮することができます。
とかく初心者の場合は分配の仕方がなかなかつかめないので、定期預金を選びがちだと思います。損失を出してしまうリスクを考えてしまうとなかなかリスクの高い商品に資産を配分することができないという心理が働くからでしょう。
確定拠出年金に限らず投資は適切なアセットロケーション(資産配分比率)を守ることでリスクを分散して安全に運用することができます。リスクを過剰に恐れるのではなく、十分に対策を立てたうえで積極的な運用をしていくことが大切です。
確定拠出年金で定期預金をしてもメリットは全くなし
確定拠出年金で定期預金をしても利息はまったくつきません。確定拠出年金は運用手数料がかかるので、すべての資産を定期預金に回してしまうと手数料の分だけ損をすることになってしまいます。
確定拠出年金を運用するからには、最低限手数料の分は利益を出さないとマイナスになってしまいます。確定拠出年金で定期預金を運用するくらいであれば、掛け金を拠出せずに銀行の定期預金を作ったほうがマシです。
確定拠出年金は原則として60歳まで引き出すことができません。そのため、確定拠出年金の定期預金は20~30年の定期預金を無利子で行っているようなものです。もしものときに引き出すことができないと考えると確定拠出年金の定期預金商品にメリットはありません。
私の場合は、元本保証の定期預金商品は配分をいったん見直すときなどに一時的に資金をプールさせるときに使うくらいです。掛け金の配分として定期預金の比率は0%になるように設定しています。
確定拠出年金は全額投資に回すのがベストな選択
確定拠出年金の最大のメリットは運用益が非課税になることです。どんなに利益を出したとしても確定拠出年金で運用した分からは税金が引かれることがありません。一般的な投資を行うと利益には20%の税金がかかってしまいます。確定拠出年金はその分の利益もプラスして運用に回していくことが可能なのです。
確定拠出年金を最大限に活用するためには、掛金の全額を投資商品に回すことが大切です。確定拠出年金の掛金はすべて投資用の資産と考えて生活費と分けておくとよいでしょう。いざというときに下ろす必要がある資産は、銀行での定期預金として預けておくと間違いありません。
私の確定拠出年金はフル稼働で投資に回しています。現状、リスクをしっかりと分散しつつ確実な収益を出せている状況です。銀行預金よりもはるかに高い利率で資産を増やすことができています。
結論:定期預金は銀行口座で行い、確定拠出年金では運用にすべての資産を向ける
確定拠出年金は運用益が非課税というメリットの他に、掛金が全額控除対象になるというメリットもあります。税制の面で非常に優遇された制度なので利用するのであれば、100%投資をするつもりで資産を配分することが大切です。
定期預金は銀行で行ったほうが引き出すことができる点で有利です。確定拠出年金で元本保証の定期預金をしてもメリットはありません。
次の記事では、初心者におススメの資金の分配方法について紹介していきます。
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