【日光】田母沢御用邸記念公園に行ってみた体験談
日光に旅行に行ったときに田母沢御用邸記念公園に行ってみました。日光といえば日光東照宮が有名ですが、日光東照宮には何回も行ったことがあります。また、日光東照宮はいつ行っても混雑しています。「日光の穴場観光スポットはないだろうか?」と思って田母沢御用邸記念公園に行ってみました。行ってみると想像以上に素晴らしい場所だったと思います。
この記事では、田母沢御用邸記念公園に行ってみた感想を紹介していきます。
田母沢御用邸記念公園とは
田母沢御用邸記念公園は東武鉄道『東武日光駅』にある庭園と歴史的な施設です。
日光東照宮から徒歩10分ほどで行ける場所にあります。観光客でにぎわっている日光東照宮と違って閑静で風光明媚な場所にあります。
『田母沢御用邸記念公園』
日光出身で明治時代の銀行家・小林年保の別邸に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部(現在の三階建て部分)を移築し、その他の建物は新築される形で、明治32年(1899)に大正天皇(当時皇太子)のご静養地として造営されました。その後、小規模な増改築を経て、大正天皇のご即位後、大正7年(1918)から大規模な増改築がおこなわれ、大正10年(1921)に現在の姿となりました。
昭和22年(1947)に廃止されるまでの間、大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子がご利用になりました。戦後、博物館や宿泊施設、研修施設として使用された後、栃木県により3年の歳月をかけ、修復・整備され、平成12年(2000)に記念公園として蘇りました。
開園時間は4月~10月(9時~17時)、11月~3月(9時~16時30分)です。
休演日は毎週火曜日と年末年始(12月29日~1月1日)となっています。
入園料は大人510円、小中学生250円とリーズナブルです。
当時の皇室の暮らしぶりが体感できる
田母沢御用邸記念公園の中は資料館になっています。当時の建物そのままに建造物の歴史や当時の文化についての展示物があって見学し甲斐があります。
建物の造り一つ一つに『こだわり』があり、気品のある作りになっています。建造当時の職人の技術を垣間見ることができます。
中庭を中心とした建物は時間が経っていても存在感があり見事な作りをしています。
当時の皇室の御静養地としての暮らしぶりを見て回ることができます。
特に、トイレや浴室はなかなか見ることができないものです。当時の皇太子様がどのような暮らしをしていたのかを見られる貴重な場所です。
各部屋にある電灯や釘隠し、電気のスイッチに至るまでさまざまな工夫がされていて、見学して回りながら新たな発見をしていくのも面白い体験になります。
案内人の解説を聴いて回るのも楽しい
順路を巡っていると案内人の人が建物や皇室の文化について説明をしてくれます。
この説明を聞くことで『田母沢御用邸記念公園』をより一層楽しめるようになります。当時の職人がこだわって作った建物や当時の皇室の暮らしについて解説を聞くことで理解が深まります。
とても気さくな案内人の方が多く、観光客の扱いにも慣れていて説明のトークも飽きさせない工夫がされています。こちらから色々と質問をしてみてもいいでしょう。
お客さんが少ないこともあり、じっくりと時間をかけて説明をしてくれます。混みあっている日光東照宮ではなかなか解説を受けることはできませんが、田母沢御用邸記念公園ではじっくりと文化や建造物について理解できます。
季節ごとに絶景の庭園を楽しめる
建物の中からの庭園も素晴らしいです。全てを計算されており、季節の花や紅葉を楽しむことができます。
11月に訪れたときには見事な紅葉を楽しむことができました。鬼怒川の紅葉にはまだ早い時期かなと思ったのですが、田母沢御用邸記念公園では美しい紅葉を見ることができます。
立派な枝垂れ桜の木もあり季節によって違った景色を楽しめるようです。
建物を見学し終えたら庭園を歩いてみて回ることができます。庭園には大きな池があり池越しに見る田母沢御用邸もとても風情があります。
結論:日光観光の穴場
田母沢御用邸記念公園は日光観光の穴場だと思います。
しっかり見て回ると2~3時間はかかります。混みあっている日光東照宮と違って静かに鑑賞できます。
また、ここでしか買えない皇室ゆかりのお土産もあります。皇室カレンダーや御用邸まんじゅうは限られた場所でしか購入することができません。
日光を訪れたときには是非とも行ってみたい観光スポットの一つだと思います。