リハビリ実習対策!実習を欠席するときの報告の仕方
「実習中に休むことになったらどうしよう・・・」
臨床実習を控えた学生さんにとって不安のひとつなのではないでしょうか。
ですが安心してください。
正しい報告の仕方さえできれば、何日か休んでも特に問題ありません。
大切なことは『報告』をしっかりしておくことです。
この記事では、実習を欠席するときの実習指導者への連絡方法を紹介していきます。
この方法で欠席の連絡をすることで、実習指導者の評価を下げることを限りなく少なくして休むことができます。
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欠席するときの連絡の仕方
「熱が出てしまった・・・」
「どうにも体調が悪いみたいだ」
長期実習中に、誰でも一度や二度は経験することだと思います。
実習中に欠席する場合の報告は以下の要点を守ってください。
以下の実習指導者への連絡方法、報告の内容を参考にして連絡すれば、問題なく実習を休むことができます。
医療機関にかかった場合には、診断書を提出することも忘れずにしましょう。
実習指導者への連絡方法
実習を欠席するときには、まず実習地に電話をかけます。
実習指導者が出勤している場合には、実習指導者に取り次ぎをお願いします。
実習指導者がまだ出勤していない場合には、現場の責任者の先生を呼び出して欠席することを伝えます。
実習指導者以外の先生に連絡した場合には、実習指導者の出勤している時間にもう一度電話を掛け直し、直接報告すると非常に丁寧で好印象です。
医療機関にかかった結果を、夕方にもう一度電話して連絡しておくとさらに丁寧です。
実習指導者も今後の予定が立てやすくなります。
報告の内容
報告する内容としては、①欠席すること、②本日の予定についてを実習指導者に伝えます。
①欠席することを伝える
現在の状況
例:38.0℃の熱が出てしまった。
腹痛と下痢が起きてしまった。
なぜ欠席する必要があるのか
例:発熱してしまったので医療機関にかかって早く回復させるため。
体調が悪く実習地まで行くことができないため。
体調が悪くなってしまった原因
例:連日睡眠時間が取れていなかった。
前日から少し風邪気味であった。
上記の内容を実習地に電話する前にまとめておきましょう。
②本日の予定について
実習先で予定していたことをどうするのか。
例:症例の関節可動域測定を予定していましたが、明日以降に実施する。
家屋調査に同行する予定でしたが、欠席する旨を担当の先生に連絡をお願いする。
自分は今日休んで何をする予定なのか。
例:体調がすぐれませんので、医療機関にかかろうと考えています。
実習を休むこと自体は悪いことではない
「実習を休んだら実習指導者の評価が下がるのではないか・・・」
心配されている学生さんもたくさんいらっしゃると思います。
結論から言うと、心配はありません。
過酷な長期実習の環境かで体調を崩すことはよくあることです。
実習指導者もそのことは十分に理解しています。
1~2日休むことよりも、大きく体調を崩してしまい実習の継続が困難になることが一番の問題です。
報告さえできていれば、実習指導者も課題の量を調整するなど対策を立てることができます。
学生のみなさんは『休む=評価が下がる』と思いこまずに、休むべきときにはしっかりと休んでください。
翌日休む可能性があるときには事前に報告しておく
さらに効果的な報告の仕方として、前日のうちに休む可能性があることを伝えておくことも良い方法です。
「もしかしたら明日休む可能性がありそうだ」
「なんだか体調が本調子じゃないな」
翌日に万が一休む可能性がある場合には、その日のフィードバック中にその旨を実習指導者に伝えておきましょう。
体調が悪いことが分かれば、実習指導者も気にかけてくれます。
もし休むことになったとしても、当日の連絡がスムーズに行えます。
結論:なんでも報告しておくことは自分の身を守ることになる
「こんな些細なことは報告しなくてもいいだろう」
そう考える学生さんも多いと思います。
しかし、どんなに小さなことであっても報告しておくことが大切です。
1%でも問題になる可能性があると思ったら、実習指導者に報告するように心がけてください。
わたしの経験上、報告ができる学生さんは必ず充実した実習になります。
実習指導者とのコミュニケーションにも困ることはありません。
なぜ学生さんにとって『報告』がこれほどまでに重視されているのかというと、医療職として現場で働くときに『報告』がとても大切だからです。
医療現場で働く際には、わずかな患者さんの変化も見逃さずに報告することが求められます。
患者さんの変化を見逃さないことは、患者さんの生命を守ることにつながります。
実習中には『1%でも問題になる可能性があると思ったら報告する』を徹底して心掛けてください。
それだけで、みなさんの実習がより良い実習になります。