【新社会人】知らないとまずい!? お金の知識を身につけることが大切
お金に関する知識はなぜ大切なのでしょうか?
私も20代前半のころにはその大切さが理解できていませんでした。
毎月の給与があっても、すぐに使い切る生活を続けていました。
それこそ、自分の興味の赴くままに好き放題お金を浪費して暮らしていました。
それから、作業療法士への転職を目指して学校に入り直し、貧乏生活がスタートしました。
買いたい物も買えず、生活費を少しでも安く済ませようと頭を使うことで、お金の価値がやっと理解できたのです。
また、お金の知識について調べていくうちに、これからの日本で生きるためにはお金の知識がないと大変なことになると気付いたのです。
この記事ではお金の知識がなぜ大切なのかをお話していきます。
50年後の日本はどうなっているのか
あなたは50年後の日本がどうなっているのか考えたことはありますか?
50年後のことを予想しても、実際どうなるのかは誰にもわかりません。
そこで、国の出している人口構造のデータをもとに考えてみました。
総人口
出典:
第1章 第1節 1 (2)将来推計人口でみる50年後の日本|平成24年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府
国内の総人口は2012年の12,752万人をピークにして2060年には8,700万人まで減少することが予測されています。
2012年の総人口と比較すると、2060年の人口は約68%になってしまいます。
総人口に占める高齢者の割合
出典:
第1章 第1節 1 (2)将来推計人口でみる50年後の日本|平成24年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府
2060年には、総人口に占める65歳以上の人口の割合が4割を超えてきます。
75歳以上の人口は総人口8,700万人のうち2,300万人となると試算されています。
これは総人口の実に約26%にも及びます。
このように数字で50年後の日本を見ると、恐ろしい世の中になることがよく分かります。
この数字から以下のようなことが考えられると思います。
公的年金・厚生年金の財源減少
現在の日本では、公的年金・厚生年金が老後の生活を支える大切な資金となっています。
しかし、生産年齢人口の減少と相対的な高齢化率の上昇によって、年金の財源が不足することは明らかです。
現在30歳代前後の人たちが将来もらえる年金額が大幅に減額されてしまう可能性も高いのではないかと考えられます。
老後資金として年金を頼ることができなくなる可能性
税負担の増加
社会保障費を賄うためには、消費税をはじめとした税率を増やす必要があります。
税負担が増加することにより、現在よりも生活にかかる費用が増えることが考えられます。
また、収入に対する税率も増加することで、手取り収入が減少し、さらに家計が圧迫されることが推測されます。
家計における税負担の増加で家計のやりくりが大変に!
これらのことから言えることは、50年後の将来を見越して自分の老後資金は自分で作っていかなければならないということです。
現在よりもさらに厳しい未来が待っていそうに感じられます。
お金のことは誰も教えてくれない
わたしは、学校でお金のことを学んだ記憶がありません。
お金の知識は人が社会で生きていくために大切なことにも関わらず、学校では教えてくれません。
さらに、国内ではお金儲けや資産形成などお金のことを『汚いもの』といったネガティブなイメージがあります。
しかし、日本はまぎれもなく資本主義の国です。
「お金儲けは悪いこと」などと、のんびりとしたことを言っていてはいけないのです。
自分の資産は自分でしっかりと守っていかなければならないのです。
あなたの周りの人が、そんなのんびりとしたことを言っていたとしても、あなたは無視することが賢明です。
なぜなら、本当に困ったときに他人は決して助けてはくれないからです。
自分の資産は自分で作っていかないと生き残れない!
自分の老後資金は自分で作っていかなければいけない
世の中には知っている人だけが得をするお金の情報があふれています。
最近ではインターネットの普及によって誰でも簡単に情報が得られるようになっています。
しかし、お得な情報を親切に教えてくれる人は、たぶんいないのではないでしょうか?なぜかというと、みんな自分の生活のことで精一杯だからです。
他人の面倒を見る余裕がある人はごく一部なのではないでしょうか。
だからこそ、お金に関してしっかりとアンテナを張っておくことが大切なのです。
お金に関する知識を身に付け、少しでも得する方法を常に探究する心構えを持っておくことが重要なのです。
お金に関する情報を積極的に集めることが大切!
結論:お金の知識を能動的に身につけなければ生き残れない
50年後には国内の人口構成が大きく変わります。
総人口の減少、高齢化率の上昇によりわたしたちの老後資金を取り巻く環境も大きく変化していきます。
公的年金・厚生年金の財源減少、税負担の増加によってより一層厳しい状況になっていくと考えられます。
自分の老後資金を作っていくためには、自分自身でしっかりとお金の知識を身につけなければなりません。
お金の知識を身に着けていくためには、能動的に情報収集していく心構えが大切になります。